オルソケラトロジーの適応(向いている方)
年齢
日本眼科学会でのガイドラインでは、原則として20歳以上が適応となります。
最近のガイドラインの改定により、20歳未満への処方も可能となりました。
(患者本人の十分な判断と同意を求めることが可能で,親権者の関与を必要としないという趣旨から,20歳以上を原則とする.20歳未満は慎重処方とする)
このため、実際の処方の多くが近視進行抑制を目的とした学童であることが報告されております。
近視進⾏抑制について
近視進⾏の抑制効果が注目され、海外では近視の進みやすい学童期の方にも積極的に処方されており、日本でも学童期の近視進行抑制法として非常に注目されております。
近視進⾏の抑制効果という点では、近視の進みやすい小中学⽣に最も適しています。
小学校低学年でも装用可能な場合がありますが、レンズの装着や取り外しや管理には本人の強い意志と保護者の協力が必要ですので、当院では小学校4年生以上にお勧めしております。
(学童期の近視抑制治療には低濃度アトロピン点眼などの方法も知られております)
近視進⾏の抑制効果については、日本眼科学会のオルソケラトロジーガイドラインにはまだ記載がなく、確立されたものではありません。
度数
-4.00D以下の近視、-1.50D以下の乱視の⽅。
残念ながら近視や乱視が強い方には向いておりません。
こんな⽅などにお勧め
日中、裸眼で快適に過ごしたい方
水泳や水中でのスポーツの為、メガネやコンタクトレンズを装⽤出来ない⽅
スポーツなどをするので、眼鏡やコンタクトレンズの装用が難しい⽅
通常の⽇中装⽤タイプのコンタクトレンズに不便を感じている⽅
メガネをなるべく掛けたくない方
LASIKなどの近視矯正⼿術に不安や抵抗のある⽅
※運転免許は、通常のコンタクトレンズ同様、眼鏡等使用の扱いになりますので、自己申告が必要です。
オルソケラトロジー とは
禁忌(使用できない方)
検査スケジュール
取り扱いレンズと費用